クールジャパン促進委員・曽我 莉乃

曽我の一日を追う。

 

曽我の朝は早い。毎朝5時に起床し、枕元に置いているスマホで予定を確認する。それが彼の一日の始まり。彼にとってスマホは「生きるための食料」と言っていい。

情報が錯綜し、そこに人が集まる。インターネットの世界は広い。以前までならば、ある会場でイベントをすれば人が集まる。そういった事が起きないのだ。

現にハローワークなどを見てみても、あんなに求人が集まっているのにも関わらず、好景気になると転職を望むものだけでなく浮浪者ですら集まらない。

曽我はスマホで予定を確認した後、必ずすることがあるという。それが一日のニュースのチェックだ。ニュースを知ることにより、世界が求めていることが直でわかるという。正に世界の動向を読む。プロの仕事はここでもう始まっているのだ。

曽我は私達の取材に対してこう答えている

「仕事場で働いている時だけがプロではない。働いていない時間にどれだけ仕事で最高のパフォーマンスを行えるのか。それを常に考えることが真のプロである。」

彼の仕事は御存知の通り、日本を世界に広める仕事だ。

この東京オリンピックの開催が決まり彼の顔はギラツキ、更に眼光が鋭くなっていた。

 

彼が見ている視線のその先に、日本の観光ビジネスの未来がある。